本学園は、1934年（昭和9年）創立以来、キリスト教の精神である「隣人を愛しなさい」を念頭に生徒の育成に尽力してまいりました。
創設者である市毛金太郎先生は、全国どこの地域においても女性の社会的地位が低かったことから、女子の社会的自立を目指してこの清水に職業学校を設立することとし、清水裁縫女学校・清水商業女学校の二校を同時に開校しました。1948年（昭和23年）国の法制度改正にともない、学校名を清水女子高等学校と校名変更し、女子の商業教育に力を注ぎ、地域の産業に多大な貢献をし、女子教育の格へと成長しました。そして校訓である「至誠・勤労・協和」を実践し職業教育を中心に生徒の成長を見守ってきました。

また、1994年（平成6年）、男女共学の道を歩むことになり、就職のみならず進学の道も開拓し、今日の清水国際高等学校となりました。現在、普通科とITビジネス科の二学科できめ細やかな指導を行なっています。このように時代に合う教育内容に加え、学習施設・学習環境を整え日々の学校生活が充実したものになるように校訓に基づいた教育とキリスト教学校の使命のもと長い歴史を刻んできました。本校生徒が社会で活躍できるよう厳しくもあり、優しくもあり、あらゆることを全面的に応援しています。ぜひ本校の教育内容を理解し興味関心をもって頂ければと思います。

本校は創立以来、「社会で自立できる人材の育成」を目標とし、その教育の根幹となる建学の精神は「至誠・勤労・協和」の校訓と、キリスト教の「隣人愛」の精神です。この教えのもとに、相手の立場に立って考え行動ができる生徒、互いの存在を認め合い、心を合わせて物事に取り組める生徒、日々の生活を自分なりの目標や向上心を持って送ることができる生徒を育てます。その過程で教員は、一人ひとりの個性を見極め、神より与えられた優れた才能を引き出し、豊かな情操と知識を備えた、心身ともに健全な若者の育成に努めます。

そのうえで生徒の多様な進路希望に応えられる学校、地域に信頼され必要とされる学校、グローバルな視野に立ち、国際貢献できる生徒を育成する学校を目指しています。